院の消毒とワクチン接種

院の消毒についてですが

もともとかなりしっかりやっています。

・患者さんごとのスタッフの手指消毒

・患者さんごとのタオル類全交換

・患者さんごとのベッド・枕・バストマット等の全消毒

・医療機器の頻繁な消毒

・受付・待合室・自動ドアのスイッチ・手すりなど人が手を触れる場所の頻繁な消毒

・一定時間ごとに床を全消毒(当院はスリッパに履き替えて頂いております)

・換気

ご高齢の方や持病をお持ちの方も多いので

上記の項目は日常的に行っております。

今回の新型コロナウイルスで追加したことは

・患者さんに来院時の手指消毒のお願い

・今まで以上の換気、ドアほぼ開放

・スタッフのマスク着用

です。

マスクはウイルスに感染した人の飛沫による感染拡大を抑制するには有効ですが

自己の感染を予防するというエビデンスはありません。

マスクしているから大丈夫と安心せずに

とにかく手を清潔に保つことと

顔を触らないよう心掛けましょう!

ソーシャルディスタンス以外で

僕達ができる最大の予防は手洗いと消毒です。

そもそも院でこんなに消毒に気をつけているのは

例えば、季節性インフルエンザでは

その感染者は日本で年間約1000万人、

うち1万人くらいの方が毎年亡くなっています。

子供や高齢者が中心に亡くなります。

(厚生労働省HPより)

非常に大きな数字だと思いますし

ウイルスに遭遇する確率は高いです。

それを考えると

感染症に神経質にならざるを得ません。

風邪やインフルのウイルスは消毒が有効です。

TVでコロナ怖い話を毎日聞いていると

なんとなく感染しそうで怖くなりますが

ウイルスは何となく感染しません。

感染経路が必ずあるわけですが

今はそれを追いきれなくなっているだけです。

今できることは

感染症に対する知識や情報を高め

感染症予防に徹することです。

ローリスクな場所はたくさんあるし

リスクを避ける方法もわかっています。

もちろんゼロリスクは無理です。

今回のコロナ騒動で

感染症がいかに命にかかわる病気か

多くの方々が認識されたと思います。

肺炎の死亡者数は日本国内だけでも

年間10万人を超えます。

インフルエンザや肺炎球菌ワクチンの接種は大切です。

インフルエンザのワクチン接種率が100%となれば

先ほどの死亡者数1万人は救える命と言われています。

今は新型コロナウイルスワクチンを熱望しているわけですが

インフルエンザワクチンはすでに確立されています。

たくさんの人が摂取し免疫を獲得することは

天然痘を根絶した集団免疫を機能させることが可能です。

そして自分自身も含め多くの人命が救われます。

今回のコロナ騒動には

ワクチン接種の大切さを再認識させられました。

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