COVID-19 今週の気になる記事
先日ニューヨーク州で行われた抗体検査の結果が発表されました。
ニューヨーク州の感染率は13.9%
ニューヨーク市に限ると21.2%
現在、州の感染者は26万3000人
この10倍のおよそ270万人が感染していたとの結果。
死亡率は0.5%。
少し前にシリコンバレーで行われた抗体検査の結果も
死亡率0.2%を示しました。
日本でのインフルエンザの死亡率0.1%に近いですね。
いずれにせよ死亡率が下がると予想されています。
人が亡くなることが最大の問題ですが
亡くなる人が減ることは
少しだけいいニュースと言えます。
今後の検査の積み上げに期待したいです。
一方日本において、
先日慶応義塾大学病院も興味深い記事を発表しました。
4月13日から4月19日の期間に行われた
術前および入院前PCR検査において
新型コロナウイルス感染症以外の治療を目的とした
無症状の患者さんのうち5.97%の陽性者(4人/67人中)が確認されたとのこと。
ここからも市中感染が広がっていることがうかがえます。
日本ではPCR検査の少なさが指摘されていますが
完全な検査結果が一つだけあります。
ダイヤモンドプリンセスです。
厚労省のデータ(4月24日18時時点)では
乗客・乗員は3771名
感染者712名(うち無症状331名)
死亡者13名
死亡率は2%以下。
また
高齢な人員構成
持病のある人もおそらく多数
感染者が出た後も毎日パーティー
とかなり最悪な結果を示すような状況でした。
これを考えると適切な治療が受けられる状態を維持できれば
日本においてダイヤモンドプリンセス以上の惨劇は起きないのではないか
と思えてきます。
まだまだ出口が見えませんが
GWは静かに家の片づけでもして過ごします。