総裁選とジェンダーギャップ
いろんな人が総裁選に声を上げてます。
今のところ有力なのは岸田・河野・高市さん。
女性の総裁選立候補は小池さん以来ですね。
世界経済フォーラムといえばダボス会議が有名ですが
「ジェンダーギャップ指数」という指数を出しています。
毎年チラ見してますが
150か国くらいの男女格差を14項目で比較していて
日本は1位の項目があるにもかかわらず
政治に関する格差などのポイントが非常に低く
順位は後ろから数えた方が早いです。
なので女性総理が誕生すると順位上がります。
また経済政策で比較すると
岸田さんと高市さん似てますが
将来の教育や研究・テクノロジーにはっきりと投資を打ち出しているのは高市さん。
以上の観点だけで考えると
高市早苗さんが有望ですが
まだよくわかりません。
また、経済政策についてはよくわからないと先日書きましたが
命に関する数字を軸に考えると
アベノミクスは良かったと思います。
安倍政権は歴代政権の中で最も失業率を下げることに成功しました。
失業率が下がると自殺者が減り治安が改善する
というエビデンスの証明を積み上げたことになります。
景気上昇にともなう失業者の減少で
自殺者が減り続けたことは事実です。
これも毎年必ずチラ見する警察庁ウェブサイトで確認が容易です。
自殺は、バブル崩壊の数年後に年間1万人ほど増え
その状態が長きにわたり続きました。
これは人災で、政策によって救えた命です。
第二次安倍政権下での自殺者は
コロナの2020年に少し上昇しましたが
あとは毎年減少し続けました。
仕事がなくなり、お金が無くなると何故人は死んでしまうのか?
というそもそも論はありますが
失業率の低下で自殺者が減るというエビデンスは正しいようです。
「サナエノミクス」…、確かに語呂わるい。
もう一つ総裁選がらみで面白かったのが
数日前に読んだNHKの論説。
財務省の国内向けプロパガンダを代弁してて面白かったです。
要は財政健全化 → 赤字国債縮小 → 緊縮財政の必要性を
国債の利子払いなどの増加が将来世代を苦しめると
感情に訴えてましたが
国債の仕組みに関しては国民の間で理解が広がったので
あまり響かないと思いました。
また、菅政権が行った重要な仕事の一つに電波帯域の再編があり
高市さんは総務大臣時代も含めNHKに対し料金値下げを繰り返し言及してるので
もうこれ以上干渉は勘弁と思っているのかもしれません。
NHKだけでなく放送業界にとっては
もっとも総理になってほしくない人だと思いました。
いつの時代も女性トップには壁が厚い。
社会にとってはいい事と思いますが。
いろんな思惑が交差する今回の総裁選、面白いです。
僕、常にニュートラルでいたいので特定候補に偏ることはありません。
できるだけ事実を注視したいと思ってます。
日本をよくしてくれる人だったら誰であろうと野党であろうとウェルカム!