Public Enemy – Fight The Power
本日の酒の肴はPEです。
シェーンベルグの無調音楽ってよくわかりませんが
調性を感じないという意味では
PEが初体験でした。
そしてライブに行けなくて超ガッカリなバンド5に入ります。
昔、来日情報をキャッチし速攻でチケットゲット
しかし何があったかわかりませんが突然の来日中止。
とにかくガッカリでした。
「Fight The Power」ではベースラインが固定されていて
ここに調整を感じるわけですが
違うキーの音をたたみかけるように重ねた結果
調性が感じにくくなってます。
80年代初期くらいまでのヒップホップは
例えば「Kurtis Blow」のファーストなど
バンドの生演奏でフツーにラップしてるわけですが
その後サンプラーの登場とともに生演奏は姿を消しました。
カッコイイと感じるがままにサンプリングした音を重ね
当時のテクノロジー的に
サンプリングした音のキーや長さを変えられる限界もあり
調性なんて考えてやってないと思いますが
調性が自然消滅した感じです。
考えられた調性へのアプローチでは
マイルスの「デコイ」というアルバムは傑作です。
初めて聴いたときは何をやっているかよくわかりませんでしたが
コピーしてみるとそれぞれの楽器が違うキーで鳴ってたと思います。
僕は絶対音感ないので聴いただけでは音程がわかりません。
例えば、マイルスがB♭ならジョンスコはA
といった感じの構成だったと思います。
マイルスはいつの時代も面白いです。