日本の古典

「令和」

イイ響きですね。

でも万葉集は学校で習った以外読んだことありません。

東日本大震災後のどんよりとした空気の中

ドナルドキーンさんが日本国籍を取得された時は

驚きとともになんとなしに嬉しさを感じました。

氏は生前に

日本で古典文学が読まれていないことを

憂いておられました。

古典と言えば「源氏物語」が浮かびますが

読んだことがありません。

ホント、何で読まれないんでしょうか?

自分的には

あまりに遠い過去すぎて

しっくりこないし読みにくそー

といったぼんやりとした印象でしょうか。

そんな中でいきなり古典から入ると

例えば「新古今和歌集」は

貴族のラブレターであり

歌会でのナンパのような内容に

読めども読めども退屈なだけ。

今考えると「恋歌」を読んでいたので

当然のような内容ですが

他の巻へ読み進む気力が削がれました。

松尾芭蕉のような

ちょっと触れただけなのに

鳥肌が立つような作品に

連続遭遇する体験は稀です。

やはり出会いというものは

毎日着るシャツのように

なじみやすいのがいいですね。

入り口は映画やアニメ、マンガがいいですね。

ゲームもアリです。

ただし作者は大切!

マンガ版「デビルマン」は

ダンテの「神曲」が原点になっていて

衝撃的なこの作品のおかけで

「神曲」いいね!な感じでしたし

劉備を中心に描いた横山光輝の「三国志」

ダークヒーロー曹操を主人公に据えた「蒼天航路」は

「三国志」って面白いかもと思いました。

楽しいマンガの記憶とすり合わせながら読み進めると

原作の読みづらさも和らぎます。

「源氏物語」も登場人物を

全員トランスフォーマーにして

監督はサム・ペキンパーがいいですね。

冒頭から銃撃戦間違いなし!

話が少しそれましたが

キーンさんの事を考えると

古典文学を読むということは

何か大切なことに気づく可能性

なのかも知れません。

ジョジョで言えば

「弓と矢」の「矢」です。

今後の課題の一つとして

今宵は熱燗でしみじみと一杯。

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