福岡の夜の夢
橋上から眺める中州の街並みは美しく、静かな夜にクルーズ船が残す水の轍が音もなく響いていた。時折、空中へと跳ね上がるボラの陰影が、パシャという音と共に、川面に映る街の灯りにメラメラと揺らめきを加え、月で浮かび上がるビルからの光は瞳に差し込み、遠い日々の記憶を頭に巡らせる。橋を渡りきり、屋台街へ続く小道に踏み込むと、肌に心地よい空気に誘われたか、無風の夜は蟻のように湧き出た呑兵衛たちに埋め尽くされていた。
ということで、美味しい海鮮料理を堪能したあとに、中州をブラブラしました。

ものすごく久しぶりの中州。
屋台街は外国人観光客を中心に賑わっていました。
ストリートミュージシャンもいたりして楽しい夜を演出。
毎回、福岡への帰省は予定をこなすのに忙しいですが、
夜は自由な時間が訪れます。
星のように犇めく飲食店の数々。
今回は入念に下調べをして突撃。
魚料理や焼き鳥を、美味しい日本酒とともに楽しむことができました。
お刺身盛り合わせには、ハタやアコウにクルマエビが並び、
何といってもヤリイカのお造りがサイコーでした。
甘く濃厚なイカの味わいが堪りません、酒がすすむ。
地元の友達に教えてもらった
「せいもん払い」という漁師料理屋さんです。
ここおすすめ。
僕が横浜に居ついた理由は、福岡と雰囲気が似ているからです。
最初は専門学校があったので東京から引っ越してきました。
街のすぐ近くに美しい海の情景が広がり
野毛のような呑兵衛街もあれば
景色のいいホテルのレストランがあったりで
違和感なく、僕の肌感覚と親和性が高く居心地がいい。
福岡を少し上品にした感じです。
箱根や伊豆に足を伸ばすと温泉もバッチリ!
福岡で言えば湯布院や天草。
という事で、福岡もいいけど横浜大好きです!
今日は「醸し人九平次」。
素晴らしいお酒です。