最近お気に入りのセルフケア
施術に際して
体重移動を駆使するので
太もも裏側、正確には半腱様筋・半膜様筋が疲れて
いつもダルい感がありました。
年齢とともに結構気になるようになってきて
あれこれ工夫してましたが
ストレッチやセルフマッサージでもイマイチ解消せず
しかし最近いい方法を発見しました。
仰向けに寝て
ハイボルテージ治療機(電気治療の一種)の電極パットを
膝関節から10cmほど上方に貼ります。
ここは筋肉と腱の移行部で
筋紡錘という筋肉の伸長を感知するセンサーが集中する場所です。
電気治療機の電圧を上げて
膝をゆっくり曲げ
骨盤を後傾させていくと
猛烈に半腱様筋・半膜様筋がつります。
ものすごく痛いのですが心地よさもあって
そのままの状態を保つと5秒以内につりが治まります。
一度膝を伸ばし、それからまたゆっくり曲げて再度骨盤後傾
また猛烈につってチョー痛い、でも気持ちいい!
こんなことを数回繰り返します。
するとダルさがすっきり!
脚が快適になりました。
慣れないうちは筋肉痛になりますし
かなり痛いので患者さんにおすすめできる方法へアップデートが必要です。
しかし効果は確実。
筋肉は最大収縮後に弛緩する特徴があって
それを実感することができました。
これまでハイボルテージ治療が著効するケースは
寝違えでした。
これも電気の強さに条件があって
ある程度電気の数値が上がる方に限ります。
人工的に首回りの筋肉を収縮させると
その後にゆるんでとても楽になります。
今後のセルフケアの課題は
先ほどの方法のアップデートと
左の座骨結節あたりがハムのストレッチで痛むのですが
この解消です。
座骨結節に付着する筋はいくつかありますが
痛むのはやっぱり半腱様筋・半膜様筋。
筋の鑑別はストレッチの方向で確実にできます。
テニス肘になると肘の外側上顆という所が痛みますが
これは外側上顆に付着した筋肉の腱に微細断裂が起こっているからです。
(尺骨神経の問題もありますが…)
この微細断裂が半腱様筋・半膜様筋に起こっていると考えられます。
原因は体重移動に伴う繰り返し動作です。
以前、バレエをされている方で
(ダンス系の疼痛は動きが不規則なため予想が難しいです)
この座骨結節周辺の疼痛に悩んでいる方がいらっしゃいました。
Y字バランスを余裕でできるほど筋肉が伸びるのに
なぜ痛むかよくわかりませんでした。
結果、筋肉・筋膜・骨盤など体のバランスを含めたアプローチで
なんとか解消しましたが
はっきりとした治療パターンを築けていません。
今回は自分の脚で工夫してみるいいチャンスです。
ちなみに僕、Y字バランスできます。
ギリギリですが…。
今日のお酒は暑いのでキリンラガー。
最近、日本のビールを飲むときは
ラガーかオリオンになってきました。