アキレス腱を気遣おう

ここのところアキレス腱の痛みを訴える方がポツポツいらっしゃいます。

アキレス腱と言えば

中年になって久しぶりに学校や町内の運動会で走ったら

突然バチンと音がして切れちゃった

という話はよく聞くものです。

ふくらはぎの筋肉

下腿三頭筋(腓腹筋とヒラメ筋)には筋肉と腱の部分があって

アキレス腱は

かかとから上の約20~25㎝部分、

中央部断面で約70~80mm²

1mm²あたり6~10㎏の張力に耐えます。

よって健常なアキレス腱は1t近くの張力に耐えることができます。

学生のころの解剖実習で教授から

思いっきりアキレス腱を引っ張ってみろと言われて

「万力のような力を込めて」(スパイスガール)

引っ張ったけどビクともしませんでした。

それではなぜ断裂するのか?

強い力が急激に加わる場合もありますが

多くはすでに弱っているからです。

日常において

偏った過重による不良歩行などで

腱は微小な外傷(微細断裂)を繰り返します。

そしてこの部分に血流障害が起き組織が変性

本来の強さは失われていきます。

この血流減少が最も起こりやすいのは

かかとから2~6㎝上で

ここがアキレス腱断裂の好発部位です。

ということで運動するなら

日ごろからアキレス腱を大切にしましょう!

正常な過重(歩行)ができればベストですが

ストレッチやマッサージで

下腿三頭筋のメンテナンスが大切です。

アキレス腱はコラーゲン繊維でできていて伸び縮みしません。

靭帯や腱を怪我で痛めたとき

「靭帯・腱を伸しちゃって痛い」という表現を耳にすることがありますが

正確には部分断裂で

コラーゲン繊維が切れてます。

伸縮性があるのは下腿三頭筋の筋繊維で

ストレッチで伸びるのもここです。

これはアクチンとミオシンというたんぱく質の繊維でできています。

以上がアキレス腱についての概要です。

アキレス腱に負荷のかかる歩行メカニズム、

インソールやテーピングによる治療などは

また書こうと思いますが

この手の話は

図がないとわかりづらい…。

文章より動画が向いてる分野ですね。