暑い夏、キレイな花火

先日、河口湖花火大会に行ってきました。

かなり久しぶりの花火大会。

会場には人があふれ熱気ムンムン。

海外からの観光客は少なく、

お客のほとんどが日本人で、

地元の方々が多いように思いました。

そこら中で、ばったり出会った知り合い同士が

楽しそうに会話している様子は

熊本にいた頃の花火大会の夜を彷彿させます。

夏には、夏らしいイベントって楽しいですね。

日が暮れて夜が深まるにつれ

湖からの涼しい風が心地よい。

帰りに山中湖を通りましたが

なんと21℃。

横浜に着いたら31℃の熱帯夜。

夏の富士五湖は涼しくて好きです。

次回は鍾乳洞に行ってみます。

*

関税もめてますネ~。

政治は混迷し

見てるだけなら面白いけど

実害が出るのは勘弁です。

先の参院選の結果分析をイロイロと読んでいたら

横浜商科大学 田中辰雄さんのnote

参政党の得票に関する分析が興味深いものでした。

この論説では、

参政党支持者の特徴を

「若年層中心で、収入や学歴に偏りはない」と分析しています。

その躍進の背景として、

自民党から離れた「岩盤保守層」と、

これまで投票してこなかった「保守的な人々」という、

二つの源泉から支持を得ることに成功した点にある

と結論づけています。

今回の参院選では、自民党だけではなく

立憲民主党も比例票を失う結果となりました。

つまり、主要政党の保守層だけではなく

リベラルな考えをもった層も参政党に流れています。

田中氏の論説には

「立憲民主党は高所得者の投票者が多く、

どちらかといえば収入の多い人の党である」

という分析があります。

ここからは僕の考察ですが、

なぜ今、これほど強い「保守」の思想が、

若者を含む新たな層にまで支持を広げているのでしょうか。

これは、リベラルな側面を持つ現政権が

多くの人々の現実的な悩みに応えきれていないため、

リベラルな考え方そのものから、

有権者が離れていったと言えるのかもしれません。

アメリカの政治状況でも同様の傾向が見られますが、

この背景には、「リベラル」と「保守」という

価値観の対立に加え、

経済的な問題があるのではないでしょうか。

参政党と同じく躍進した

国民民主党が掲げたスローガンは

「手取りを増やす」というものでした。

参政党の「日本人ファースト」も

経済的問題を柱の一つに据えています。

そして、この二つのスローガンには

可処分所得を増やすという共通点があります。

田中氏の分析にあるように

立民のようなリベラルに

高所得者が多いという傾向は、

日々の生活に困窮する状況が少ないため、

「あるべき社会の姿」や「理想的な価値観」

を重視する傾向が育まれやすいと考えます。

経済的安定が教育の機会を増やし

普遍的な人権や環境問題など、

より大きな社会課題に目を向ける余裕を

生み出すのではないでしょうか。

一方で、

「トー横キッズ」に象徴されるような

経済的・精神的な居場所を失った若者たちは

今そこにある危機に対処せざるをえません。

上記は極端な例ですが、

経済的・精神的な困難に直面している人々は、

理想よりも、現実的な解決策を求める「リアリスト」

に傾いていくと考えるのが自然です。

この「理想」と「現実」の対立は、

文化的な側面にも見て取れます。

例えば、

昭和を代表するマンガ

「銀河鉄道999」の主人公、星野鉄郎は

自由な思考と冒険心で行動し

人があるべき理想の姿を追い求めます。

目的の成就は基本的に他力本願。

対照的に現代の人気マンガ

「鬼滅の刃」の主人公、竈門 炭治郎は

正義感を原動力に現実の困難に立ち向かい、

他者を思いやって、自己犠牲をいといません。

そして、自助努力で目標をつかみ取ります。

この違いは、漫画が時代を映す鏡だとすれば、

現代の若者たちが直面する厳しい現実を

示唆しているのかもしれません。

このような、社会の二極化と文化的な価値観の変化が、

参政党が票を集める背景にあるのかもしれません。

つまり、経済的な安定を享受する層が理想を追う一方で、

現実の厳しさに直面する人々が、

現在の政治体制とは異なる「リアリズム」に基づいた解決策

を求めていると推察されます。

*

最近、鬼滅の刃が上映中なので

過去の作品をプライムで見直しました。

「お館様」という、

主人公が籍を置く「鬼殺隊」を統率する

産屋敷一族の当主がいます。

落ち着いた物言いで先見の明があり

並々ならぬ信念と覚悟の持ち主。

話の内容から推察すると

彼は23歳です….。

ギャァー!

早く大人になりすぎ!