戸田の思い出と相互主義

夏季休暇中、久しぶりに伊豆半島を一周しました。

大好きな戸田に立ち寄り湾の写真をパチリ。

この小宇宙にはよくボート釣りに出かけました。

小さな湾ですが、ボートで少しこぎ出すと

深度が急激に増し、大海原にいる様な気分にひたれます。

アジや鯛、ヒラメ、イワシ、ブリ…などなど

何が釣れるかわからないワクワク感と

魚がヒットするのが数十メートルの深さなので

巻き上げるまでの駆け引きを存分に楽しむことができます。

さらに、大物がかかると小さなボートが不安定になり

ヘミングウェイの「老人と海」をチョッピリ体感できるのもいい!

僕にとって、一番楽しい釣り場です。

乗合船はたくさん釣れていいですが

慌ただしく時間が過ぎていくので

アグレッシブな気持ちで臨まないとイマイチ楽しめません。

戸田のボート釣りは自分のペースで一日をのんびり過ごすことができ、

すこぶるフリーダム!

海の抜こうに富士山を望む景色もサイコー!

そして偶然にも先日の「いい伊豆みつけた」は戸田の特集でした。

ついこの間ウロウロした場所がTVで放送されるのは

記憶が新しく生々しさを感じます。

そんな中、幕末にロシアのプチャーチンの船団が

戸田にやってきたエピソードがありました。

現地の道の駅で読んだ資料にも書いてありましたが、

日本に開国を迫ってやってきたはいいけれど、

船団の船が津波で破損し、ロシアに帰れなくなりました。

そんな一行に、戸田の人々は生活の基盤を提供し船を作ってあげたそうです。

西洋技術の技術供与がどれほどなされたかわかりませんが

美談すぎてお人よし感が否めない(笑)。

当時は鎖国時代ですから法律違反だと思いますが

いろんな国が開国を求め日本にやってきてたし

幕末は幕府の統治能力がそれほど強くなかった事が伺えます。

このエピソード見てたら

外交における「相互主義」って何時頃から形成されたのかなぁ

と思いました。

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