オン・ザ・ロード 2025 夏 ③

日本のエーゲ海「白崎海洋公園」の駐車場で目覚めました。

明るくなると、目の前にはキャンプ場があって
キャンプしてる人がいたり。
自由な旅は出たとこ勝負なので
近くのホテル泊を考えてましたが間に合わず。
そして意外にも、車中で眠れることに気づきました。
疲れも回復し、元気いっぱい。

早朝すぎて営業していませんでしたが
公園内には
食事処とお土産販売の施設があるようです。
さてさて、展望台へと向かいます。

展望台へは
駐車場を出て海沿いをトボトボ進みます。
右手には
いきなり大自然が織りなす絶景が広がり
太陽の上昇に伴って
オレンジ色に染まった空がとてもきれい。
海は凪
風はなし
光の音だけが聞こえてくるような静かな朝。

白崎海岸は
日本の渚100選に選ばれているそうで

海辺に近づくと
打ち寄せる波に磨かれた玉石が敷き詰められ
小さな波の押し寄せる音が、心地よく響きます。

展望台へと続く階段。
周りの岩が全部白い。
この白い景色が見たかったのです!

白く隆起した白亜の石灰岩に透ける紺碧の海。
青い空に突き出る恐竜の歯のような岩は
ティラノサウルスを妄想させます。
カッコイイ。

この石灰岩の連なりは
サンゴや貝殻が長い年月をかけて形成したものだそうで
異国情緒を感じるとともに
山口県の秋吉台を思い出しました。

展望台に到着し
しばし景色を堪能。
海、石灰岩、島、鳥、緑、空、波、船………..、
形容する言葉が見つかりません。
ん~、空気がうまい。
では
次に向かいます。
*
うねうねとした山道やバイパスを通り抜け
海辺の町を走っていたら
なんと、
和歌山銘菓「かげろう」の本店を発見!
Uターンし寄り道。

早朝にもかかわらず
店内は海外からのお客さんが
スイーツを楽しんでいました。
お土産を買い込んで
さらに、

すごくそそられる生菓子をゲット。

僕たちは
テラス席で海を眺めながら
生かげろうを堪能。
とってもうまし!
*
リスタートし海辺をタラタラ走ります。

今度は、バブルの遺産「ホテル川久」が目に飛び込んできました。
Uターンです。

バブル期に400億円をかけて建設され
会員制の高級ホテルとしてリニューアルオープンしましたが
バブル崩壊で経営破綻。
今は一般の宿泊利用が可能なホテルとなっています。
豪華な造りと「王様のビュッフェ」が評判。
旅好き界隈の有名ホテル「ホテル川久」。
見れてラッキー。
*

ということで
次の目的地「円月島」に到着。
正式名称は「高嶋」と言うそうです。
ここは「日本の夕陽百選」に選ばれていて
その醍醐味は夕刻にあります。
円月島に沈む夕日と赤や紫に染まる空、
自然のダイナミズムを感じたい!
でも
昼間も十分に美しく
写真では伝わりにくいですが
迫力のある景色です。
*
今回はここまでです。
まだまだ旅はつづきます。

