参院選の季節になってきました ~ 雪の茅舎「美酒の設計」

最近は参議院選挙を見据えた政治活動が面白くなってきました。

先日、年金支給額が0.4%減少するから

年金受給者に5000円給付するという

よくわからない選挙対策が出ましたが

多くの人に否定され立ち消え。

そもそも年金って賦課方式が制度の要で

現役世代が支払った保険料が財源の中心です。

積み立てたお金で支払われているのは極々僅か。

(財務省HPにわかりやすく書いてあります)

したがって雇用と給料上昇がなければ成り立たない制度。

雇用創出には景気対策が必要で金融政策は有効な手段。

仕事があれば人が死なない社会となる。

何故かわかりませんがこれが現実。

例えば総務省HPの資料を基にした統計を見ると

民主党政権時代正社員は約50万人くらい減少

非正規で100万人ほど増加。

第二次安部政権下では正規雇用は200万人程度増加

非正規で220万人ほどの増加。

就業者数で言うと

民主党政権で40万人ほど減少

第二次安倍政権で390万人程度増加だそうです。

これと警察庁の自殺者の推移を見ると

雇用拡大と自殺者の関係が分かりやすい。

民主党政権時代も自殺者は減少してますが

政権交代後、減少スピードが加速しました。

そしてこの結果を導いたのは金融政策。

人が死なない楽しい社会の実現を考えると

今は、緊縮より緩和が有効と思います。

緊縮が今なぜ必要か僕には理解できないのです。

そもそも何を目指しているかよくわからない。

金融緩和は財政破綻を招くと言いますが

この財政破綻はよくわからないのでここ数年

色んな人の意見や資料を見てきました。

先月、国会の参議院財政金融委員会で

とても興味深い日銀答弁がありました。

日銀は国債発行と政府の財政支出を信用創造と認めました。

信用創造とは銀行の仕組みに関する言葉で

銀行は集めた預金からお金を貸しているわけではなく

借り手の預金口座に貸した金額を書き込むだけです。

例えば

コロナ突入時に銀行がトヨタ自動車に1兆円融資しましたが

銀行は1兆円のお金を持っている必要はなく

トヨタの通帳に1兆円と書き込むだけです。

つまりここでお金が創造されたことになります。

これと同じことが国債と政府支出で行われていることを

日銀が公式に認めました。

日銀当座預金で国債を買っていること

当座預金残高が膨大なことも認めました。

ロシアは債務不履行になっているか、なりつつあるようですが

この日銀答弁を考えると

日本は理論的に債務不履行にならないということが理解できます。

債務不履行の定義は元金と利息を払えないことです。

今回の日銀答弁の内容自体は目新しい事ではありませんが

公式の場で認めたことが面白かったです。

ということで参院選で緊縮の人には投票しません。

泡沫候補に入れる方がまだ面白い。

 

また、今日はとってもいい事がありました!

雪の茅舎「美酒の設計」を込山仲次郎商店さんで購入!!!

数年前からスゴク飲んでみたいお酒ランキング1位でした。

楽しみ。