ゲ、ゲ、ゲゲゲのゲ~♫
テレビでなんとなく水木しげる先生の話題を目にするなぁ、と思ったら
11月30日は水木先生の命日だったのですね。
戦争を体験されただけあって
戦争に関する漫画も多数書いておられます。
その中にあって深く記憶に刻まれたのは
「劇画 ヒットラー」という作品です。
ホロコーストについてほぼ語られる事なく
淡々と客観的にヒトラーのパーソナルな部分に焦点が当てられ描かれていく。
そこに描かれているのは悪魔的な独裁者ではなく一人の人間の生涯でした。
角度を変えて人物を見ると、
ここまで別人に見えてしまうことに心が震えました。
近年、社会の分断という流れもある中で
こういう作品の記憶は冷静さを取り戻してくれます。
院のメダカを観察していると
大人しく草陰にじっとして
ほとんど動かないものもいれば
水の流れの強いところで、
力いっぱい流れに逆らって泳ぎ
エサをあげると凄まじい勢いで群がるメダカもいます。
彼らは小さな鉢の中で上手に生き、互いを傷つけることはありません。
色々な個性を持った人々が入り混じり多彩な活動を展開しつつ共存する、
そんな社会は魅力に溢れ素敵です。