Keith Jarrett – Solar

キースが自身の過去のプレイを聴いているシーン。

彼のプレイは数えきれないほど聴いたけどすばらしい。

インタビュアーも「アメイジングやインクレディブル」と絶賛。

このライブは日本公演。

この映像のような奇跡的な瞬間に居合わせることはできませんでしたが

キースのライブは行ったことがあります。

ジャズライブの醍醐味は

奇跡的な瞬間に立ち会えるかもしれない

という期待と高揚感です。

即興演奏なので何が飛び出すかわからない。

キースは過去に度々

「血のにじむような練習の上に自分のプレイは成り立っている」

といった趣旨の発言をしています。

それもあるでしょうが

彼の偉業は誰にも真似できません。

彼のインプロビゼーションには単なるコード進行の範疇に収まらない

強力な音楽の引力を感じます。

「君は引力を信じるか?」(jojo – エンリコ・プッチ)

まさにインクレディブル。

かつてマイルスは

「チックはハービーのようには弾けない

ハービーはチックのように弾けるかもしれない

しかし2人ともキースのようには弾けない

そう考えると彼に興味がある。」

と言ってました。

ん~、マイルスはいつも聡明。

現在脳梗塞を発症し左手が使えなくなって

引退した状態のキースですが

彼の音楽はとても幸福な時間をプレゼントしてくれました。

 

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