Ibrahim Maalouf ヒトコブラクダが頭をよぎる

youtubeのおススメにあったのでポチリ。

これはヒット!

来日したら必ず行きます。

アラブの風を感じるトランペット。

このトランぺッターは

微分音(平均律において半音より狭い音程)を操ることができる

唯一のトランぺッターだそうです。

マイルスはかつて

「音楽をやればやるほど、音は12音しかないことを痛感する」

みたいなことを言ってました。

一瞬この発言と微分音は相反するように思えますが

音にはベクトルがあります。

例えばC Major(ハ長調)で

Gを弾くとCへのベクトルを感じるように

ある音は次の音を指向します。

微分音は勉強した事ありませんが

西欧の音楽(J-POPもそうです)に慣れた日本人は

平均律の音への指向性を感じるのではないかなぁと思います。

また、音階って面白くて

例えばブルースはブルーノートスケールという音階で構成され

ブルーノート上の音を適当に弾いてもブルースに聴こえます。

日本で言えばお正月に耳にする琴の演奏などは

日本音階の一つです。

沖縄には琉球音階があって

これもこのスケール上で適当に弾くと

沖縄感な音楽が楽しめます。

今日の曲のアラブ感は

微分音とスケールの組み合わせで

醸し出されるのだと思います。

今までのアラブ系というかアジア系で好きなバンドは

Asian Dub Foundationだけでしたが

楽しみが一つ増えました。

ラッキー!